Co:TEAMを利用したスタッフは良い意味で自らにプレッシャーが掛かり「この業務頑張ろう!」というモチベーションに実際つながった。
株式会社Hi-STORY
事業内容
フリーランスの案件紹介サービス「O-EN」の運営/Webサイト & スマートフォンアプリの受託開発
設立
2019年
従業員数
3名
代表 松山 岳史
代表 松山 岳史 様

新卒でリクルートに入社し、最大80名のエンジニアマネージャーを務める。その後、株式会社つみきにて映画レビューFilmarksの事業部長を担い、「1→10」のサービスグロースを牽引。2019年3月に株式会社Hi-STORYを設立し、ITフリーランスの”やりたい”を応援する案件公開サイトO-EN(https://o-en.biz)を運営。

思いやりやリスペクトを通じて「一番パフォーマンスを発揮できるために何ができるか」を中心に考えます。

──最初にHi-STORYさんの事業についてお聞きしてもよろしいでしょうか。

弊社でやっている事業が大きく2つありまして、1つは受託開発、もう1つがフリーランスのご紹介をやっています。

受託開発に関しては特に最近「ノーコード」と言われる分野を強みにしております。

新しいサービスを作る場合「お客様のビジネスの成功に向けていかに小さく最大限の効果を発揮できるものを作れるか」という内容をご提案させていただくという点をポリシーにやっていまして、場合によってはノーコードでプログラムせずにすぐに作れるものを納品したり、FirebaseだったりWordpressといった様々なツールを組み合わせて、なるべく最小工数で良い結果を出せるご提案をしていくというところに注力しています。

もう1つのフリーランス紹介については、エンジニアに「自分のやりたい業務をより高い報酬で直接契約をしていただく」契約方針を重要視しています。

弊社が関わるコミュニケーションを最小限にして、クライアントさんに直接マネージメントいただくことによって、より円滑にコミュニケーション取って頂き、そのエンジニアの方の報酬も上がりやすくなれば良いなと思い、今チャレンジしております。

──ありがとうございます。今松山さんがHi-STORYさんで主に担われている業務について簡単にお聞きしてもよろしいでしょうか。

僕は実はもう1社でも働いているので、結構忙しい身です笑 

他にも技術顧問をやっている会社も含めてですが、僕の中では先程お話した「ノーコード」を活用してより良いソリューションをより拡大していくところが業務の中心です。

Bubbleを使った提案の例が出てきたりですとか、ShopifyやBaseを基盤に普通のECサイトを作ったりですとか「技術  × ノーコード」と掛け合わせることによって、最大の価値を生めないものか、チャレンジをしています。

──ありがとうございますね。役割としては、webディレクターやプロダクトオーナーが近いのでしょうか。

そうですね。

──元々松山さんはエンジニアもされていた経験があって、今はマネジメントもされてるご経歴ですが、これまでのマネジメント経験についてざっくりお聞きしてもよろしいでしょうか。

新卒で入ったのがリクルートなんですが、三年ちょっとで辞めました。
その時は業務委託のアプリエンジニアのマネジメントをやっておりました。
主に採用して、契約更新して…みたいな業務ですね。
マネジメント人数は最大で80名ぐらいになりました。当時は毎月エンジニアを採用していましたね。

各プロジェクト毎に「プロジェクトディレクター」ポジションの人間がいたので、私が直接現場を見ている訳じゃないですけども、スキル評価をしていく仕組みを作ったりですとか、20個くらいのプロジェクトの情報共有が捗るよう、ナレッジマネジメントや勉強会をしていました。

その後Filmarksという映画レビューサービスなどを展開している「つみき」という会社に転職しまして、そこで5年ほど働きました。

事業部長として開発だけじゃなくて、営業・カスタマーサポート・マーケティングチームのマネージャーのマネージメントみたいなことをやってました。

──かなりマネージメント経験豊富ですね。そのご経験の中で、マネージメントする上で大切にされるようになったものは何でしょうか。

理論的なものとか本とかたくさん出てますけど、やっぱり「人と人のコミュニケーション」なので、思いやりや相手に対するリスペクトなど「その人が一番パフォーマンスを発揮できるために何ができるか」っていうことをよく考えます。

Co:TEAMを利用したスタッフは良い意味で自らにプレッシャーが掛かり「この業務頑張ろう!」という具合にモチベーションに実際つながった。

──このあたりから本題に入っていきますが、Co:TEAMを使っていただいて、目標達成や松山さん自身の業務にお役立ちできたポイントがあれば伺ってもよろしいでしょうか。

いま週2回のミーティングで進捗を聞いてコミュニケーションを取るやり方だったんですけども、Co:TEAMを利用することによって、わざわざ定例や1on1などで確認をしなくても、メンバーが「毎日どんな業務にどれぐらいの時間を割かれているのか」可視化された部分です。

また、コンディション、体調やエンゲージメントまで見れるようになったので、やっぱりそういった情報があることでマネージャーとして安心できたり、スタッフからすると朝記入することによって「一日この業務頑張ろう!」っていう具合にモチベーションに実際つながったりしていました

リモート環境で、前よりも会話はしやすくなったのかな、っていう印象はありますね。

──今皆さん完全リモートで働いているのでしょうか。

基本的には対面ではなくリモート環境ですね。メンバーが元々一緒に働いてた人なので。

──しばらく緊急事態宣言が続きそうですが、解除後もテレワークされるのでしょうか。

オフィスは設けるつもりはないですね。ずっとリモートでやろうと思っています。

また、スタッフといっても業務委託契約だったりするんですが、実質社員のつもりで働いてもらっています笑

Co:TEAMの利用意図は、メンバーのレポート情報が「プラスαの情報」としてマネジメント観点で凄い役立つと感じたため

──Hi-STORYさんは非常に家族的な印象を感じておりました笑 なお、Co:TEAMを使ってみようかなと思われた経緯について伺ってもよろしいでしょうか。

まずリモートワークを前提とした際の「正解のマネジメント」ってまだ解き明かされておらず、いろんな会社が答えに向かってチャレンジしている状態なのかなと思うんですね。

元々リモートやってた会社さんもあると思うんですけども、そんなに数はなかったし、失敗してる企業も多かった中で、今やらざるを得ない状態かと思っています。

リモートワークが「うまくいった会社うまくいってない会社」ありますが、基本的に僕は「将来リモートを中心に働きたい」と思っています。

今後は「リモートワークの正攻法」と言うか、特定のツールを使うなど、色んな会社のトライアンドエラーで発見された「うまくいくやり方」に集約されていく形になるかなと思っていますが、色々とその知見を吸収したいという点が僕がCo:TEAMを導入したいと思ったポイントでした。

もう一点は、日報(毎日のレポート)をルールとしてこれまで実施やっていませんでしたが、メンバーが書いている内容を見てみるとプラスアルファな情報としてマネジメント観点で凄い役立ったりすると感じたためです。

基本僕は「信頼ベースで業務をお願いして、成果で評価していく」方針を取るんですけども、そういった場合でも週1回もしくは毎日といった高い頻度で、「何をやってるか」の情報が可視化された方が、より高いレベルのコミュニケーションが取れるな、と実際に感じています。

他のツールでもこういった可視化に長けたツールは以前から知っていたので、活用した方が良いだろうなとは感じていました。

導入負荷に対してメンバーから重いという話はなく、何の作業に何パーセント時間が割かれているかという「工数」情報は非常に有益だった

──メンバーの方から、Co:TEAMへの入力負荷について何かご意見あったものでしょうか。

特に業務目標について、自分にプレッシャーをかける意味で意外と本人は良いと言ってました笑 「業務時間内にやる業務だよ」という前提で話をしていたので、入力負荷について特に話はありませんでした。裏で本当は何か思っているかもですが笑

──なるほど笑 ご活用される中で、今まで知らなかった「体調・モチベーション・エンゲージメント」といった情報が初めて可視化される中で、松山さんにとって最も有益な情報はなんだったのでしょうか。

何の作業に何パーセント時間が割かれているかという「工数」情報は非常に有益でしたね。「僕が思ってたよりも、こっちの作業の方が時間掛かるんだ」と初めてわかりました。

──特にどのようなチームにCo:TEAMははまりやすいと感じましたでしょうか。

副業やインターンの方など不定期で働かれるチームの管理には有用かもと感じました。

特に開発系の部署はマッチするかと思いましたね

人によって作業スピードが違ったり、知識レベルの差が作業質に大いに繋がるため、仕事のクオリティの個人差が大きい状況でも、なるべく高いチームのアウトプット維持には役立てるのではと思います。

──実際ご導入された際の「面倒くささ」みたいなものはいかがでしたでしょうか

導入自体は楽だったのですが、まだ習慣化していないことで、最初はサービスを見に行くことを忘れる機会が多々ありました。

せっかくSlack連携しているので、Webhook連携はリテラシーが高い企業ならマスト設定したほうが良いかもと思います。我々は勝手に設定しちゃいました。

そのあと自動で通知されるようになったので、このあたりは問題なくなりましたが。

個人的には結構業務委託の方のマネジメントをすることがあるので、工数情報が毎月の作業報告書として自動生成されるようになると、非常に有用だと思いました。

色んな会社への請求報告があるので、僕の場合いくつもの会社から出して印刷しなきゃいけないのですが、その時間が短縮できるなら良いなと笑


──それは確かに便利ですね!今後実装検討してまいりますが、本日は貴重なお時間いただきありがとうございました。