「バリュー浸透」と「再現性のあるマネジメント」によって、150%成長に耐えうる骨太な組織へ
- 事業内容
- デジタルマーケティング 、採用マーケティング 、デザインソリューション
- 設立
- 2015年10月23日
- 従業員数
- 40名
課題は「バリューと目標管理制度の浸透」と「マネージャー支援」
―井元さん、本日はよろしくお願いします。早速ですが、今回Co:TEAMを導入によって解決しようとしていた課題について教えて頂けますか?
第1の課題としては、目標管理制度にはよくある話ですが、期中に目標がブレがちであるという問題を是正したいと考えていました。
特に、弊社は会社の行動指針であるバリューを非常に大事にしていて、半年スパンでバリューに紐づいた定性目標を設定しています。
ですが、定性目標はその性質上、意義・進捗・内容が上司と部下双方にとって曖昧になりがちです。
そのため、月毎に振り返りの機会を設けていかないと、社員が成長するためのツールとして目標が機能しなくなりますし、一人ひとりを正しく評価する事もできません。
会社と社員の双方にとって納得感のある評価を行い、組織をよくしていきたいという思いもあり、定性目標をしっかりと運用していく事を重要視していました。
第2の課題は、マネジメントの実態を把握し、マネージャーのPDCAをサポートする事です。
どの会社も同様であると思いますが、マネージャーは多忙であるため、定期的に部下の振り返りをサポートする事が難しいというジレンマを抱えています。
マネージャーは、チームの成果に責任を負っているがゆえに、1on1ミーティングは業務の課題や定量目標など「成果」に関する話題に寄りがちです。
経営陣としては、「成果」と「成長」のバランスの良いマネジメントが組織で行われるように舵取りをする必要がありますが、これまでは上司と部下の会話内容はローカル環境で管理されていたため、「マネジメントの実態」を把握するのが難しい状態でした。
逆に、人材の定着や成長と成果を両立するマネジメントが出来ているのか、どのチームにどんな課題化があるのかを可視化出来れば、弊社のマネジメントはより進化していくと考えました。
事業成長のキーは「人材育成」と「再現性のあるマネジメント」
―貴社はマネジメントへの熱量が高いと感じています。これまではどの様な取り組みをされてきましたか?
特に研修には力を入れており、現在も継続している外部のパートナーがいます。大事にしているのは、型にハマりすぎない事ですね。組織のフェーズやメンバーが変われば、マネジメントの仕方も変わります。
一方で、マネジメント手法は、あまり属人化させ過ぎない方が良いと考えています。
経営陣やマネージャー陣も含めて、定期的にディスカッションする事で、課題を共有しながら、今の会社にマッチした内容や取り組みをしていくようにしています。
我々は、企業のWebマーケティングを支援しており、会社全体の人材育成が進まないと、業績が上がっていきません。
ですから、「放任主義で勝手に育つ」のではなく、上司と部下が対話をし、課題定義や問題解決を通じて、「意図と計画性を持った育成」に取り組んでいます。
―まさに人材育成が事業を伸ばしていくためのキーポイントであるという事ですね。実際に、その様なメッセージを社内でも発信されているのでしょうか?
全社方針として、マネジメントに徹底的に力を入れていく事を掲げています。特に大事にしているのは、「自分や特定のやり方でなければこのチームは機能しない」という独善的なマネジメントに陥らないようにするという事です。
マネージャーは、未来永劫1つのチームをマネジメントする訳ではありません。昇格するかもしれませんし、社内事情で他のチームを担当する可能性もあるでしょう。
したがって、自分以外がマネージャーになったとしても、円滑なチーム運営ができるような「再現性のあるマネジメント」を組織全体に浸透させていく事は、経営者として非常に重要な仕事だと考えています。
「目標管理と1on1の連携」と「シンプルなUIと料金体系」が決め手に
―1on1とマネジメントに本当に真摯に向き合っている会社様に選んだ頂けて大変恐縮です。他のツールも調査されたと思いますが、最終的にCo:TEAMの決め手はどの様な点だったのでしょうか?
1つは、1on1を起点として目標を管理できるツールが他になかった事が挙げられます。
1on1と目標管理がそれぞれ別個の機能として保有しているツールはたくさんありますが、1on1のアジェンダとして目標の最新の状態が反映されるという体験を提供しているのはCo:TEAMだけでした。
弊社は、1on1の中で、定量・定性それぞれの目標についてしっかりと対話する事を重視しているので、Co:TEAMの特徴がぴったりハマっていると思います。
2つ目は、ツールや料金体系がシンプルであった点です。
今回の検討においては、課題とやりたい事が明確でしたので、「あれもこれも」機能として備えているツールは候補から外していました。
多機能である事は勿論素晴らしいですが、導入時に社員への説明・教育コストを考慮すると、できるだけ分かりやすいツールを選びたいと考えていました。
Co:TEAMは1on1と目標に加えて、フィードバックおよびレポートとコアな機能に絞り込まれていたので、安心して導入を進める事ができましたね。
また、機能が複雑になると、多額のコンサル料金がかかってしまうケースもありますが、そういったノイズがなかった点もスピーディーに導入を決められた理由でした。
手厚いサポートで「1on1の再現性」を高める
―早速、Co:TEAMの活用を進めて頂きありがとうございます。導入サポートについてはどの様に感じられていらっしゃいますか?
改めて、1on1に関するツールを社内に展開しようとすると、1on1の目的・意義やツール導入の必然性について社員に説明する必要がありますが、非常に丁寧にサポートを頂いていて満足しています。
現在の運用をベースに改めて1on1の目的や基本的な型について言語化した上で、Co:TEAMの具体的なユースケースに落とし込む事が出来ました。スムーズに社内の活用が進んでいきそうだと感じています。
将来的には、Co:TEAMに蓄積した1on1のデータを元に、組織の課題をマネージャー陣で共有・議論していきたいと考えていますが、第三者的な視点でアドバイスを頂いたり、他社の活用事例などのナレッジ共有に期待しています。
150%成長を継続し、誰もがマネージャーを目指せる組織へ
―最後にCo:TEAMの活用方法と今後の展望について教えて下さい。
Co:TEAMが、今後の弊社の成長において重要な役割を担っています。
1on1の実践とデータが蓄積されていく事で、様々な1on1やチーム運営のあり方が議論され、レベルが上がっていくのではないでしょうか。
例えば、1on1において以下のポイントが可視化・分析できるようになると、理想としている「再現性のあるマネジメント」に近づけると考えています。
- どの様なアジェンダを設定すると短い時間で生産性の高い会話が出来るのか?
- 双方的な対話が上司と部下の間で行われているか?
- 定量目標だけでなく、定性目標についても時間を割いて話しているのか?
また、展望についてですが、現在会社は6期目を迎えています。今後は、持続的に150%成長を達成していく計画です。必然的に組織も大きくなる、階層やチームが増える事を考えると、次世代のマネージャーを育てていく事は、経営課題の1つでもあります。
今後は、Co:TEAMを活用したマネジメントを組織に定着させ、マネジメントの共通言語化を図り、全員がマネージャーを目指せる組織を作っていきたいですね。
―本日はありがとうございました。