新しい組織・人材開発システム
パフォーマンスマネジメント

パフォーマンスマネジメントとは、米国TOP500の世界的企業約30%が採用する、メンバーのパフォーマンスを高めるため、一人ひとりの持つ能力やスキル、モチベーションを引き出すと同時に、上司が効果的なフィードバックを行い、目標達成を目指すマネジメント手法です。

形骸化しがちなMBOやOKRに代わり、1on1ミーティング(フィードバック面談)を中心に据えた「高頻度のフィードバックサイクル」を組織に取り入れる事で、人事評価の納得感の醸成と効率化、従業員の能力やエンゲージメント向上を実現。

  これまでのマネジメント これからのマネジメント
(パフォーマンスマネジメント)
期間 短期的 長期的
取り組む範囲 受動的・その場への
制限された範囲での対応
能動的・戦略的・
統合的な取り組み
取り組む姿勢 ルール遵守 委任
管理システム 他者によるコントロール セルフコントロール
マネジメント的特徴 集団的・低い信頼度 個人・高い信頼度
組織構造 官僚的
機械的・集権的・厳密に規定された役割
オーガニック
権限委譲・柔軟な役割
担当者 人事部門 ラインマネジャー
目的 コストの最小化 人材の最大限の活用

須田敏子「HRMマスターコース: 人事スペシャリスト養成講座」を元に作成

従来の目標管理・人事評価制度のよくある課題

  • 目標管理の形骸化

    目標管理の形骸化

    期初に目標を立てるが、定期的に振り返る習慣が組織に浸透してない。
    部下の目標設定が苦手なマネージャーが多い。

  • キャリア・成長に繋がる1on1 / フィードバックが弱い

    キャリア・成長に繋がる 1on1 / フィードバックが弱い

    メンバーのエンゲージメントや成長につなげられず、チームや組織が成長しない。

  • 戦略を達成する実行力や業務レベルに課題

    戦略を達成する実行力や
    業務レベルに課題

    マネージャー・メンバーが目標を実現するスピードが上がらず、業務進捗が芳しくない。

  • 評価結果に対する不満

    評価結果に対する不満

    根拠が不明確であるため、評価制度が社員の納得感や能力開発に繋がらない。

パフォーマンスマネジメントの概要

これまでの目標・人事評価マネジメント(1990~)

期初に立てた目標は途中で変更できず、期中に意識されることも少ない。
目標管理制度は形骸化しがちだが、評価に活用されるので被評価者の不満につながる。

これまでの目標・人事評価マネジメント(1990~)

年間評価を軸としたPDCAの少ないマネジメント

  1. 目標が形骸化しやすい
  2. フィードバックの機会が少なく、メンバーの育成が停滞し、人事評価で不満につながりやすい
  3. 人事制度設計・運用を成立させる前提知識が必要

これからのパフォーマンスマネジメント(2020~)

1on1など高頻度フィードバックにより、目標の達成度確認・軌道修正、評価状況が、都度メンバーに伝わるため、最終評価の段階で認識齟齬や不満が生じにくい。また、能力開発やキャリア開発にもつながりやすい。

これからのパフォーマンスマネジメント(2020~)

リアルフィードバックを基にした、アジャイルなマネジメント

  1. 目標形骸化を予防し、達成にむけたコミュニケーション強化
  2. 日々のフィードバックの蓄積で、メンバーの成長が加速し、人事評価の精度と満足度が向上
  3. 評価制度が無くても、ハイレベルな評価運用が可能に

従来の評価モデルMBOやOKRの欠点である「形骸化」を予防する
新しい目標管理モデルが “パフォーマンスマネジメント” です

評価及び目標管理制度の変遷

日本国内においては、2000年代までMBOが主流だったが、近年はその問題をクリアしようとする新しい制度が台頭している。

  ~2000年 2000年代~ 現代
代表的な制度 MBO OKR パフォーマンスマネジメント
(ノーレイティング)
特徴
  • 1年or半年に1回の評価
  • 目標の達成度合いで評価
  • 定性目標から立てる
  • 達成率70%の高い目標設定
  • 振り返りの仕組みを内包
  • 高頻度のフィードバック
  • ローコストで開始できる
  • 評価材料の収集と蓄積
問題点
  • 目標設定が低くなりがち
  • 環境変化に弱い
  • 評価のズレが生じやすい
  • 目標設定そのものが難しい
  • 運用の負荷が高い
  • 日本国内では新しい概念の為、認知度が低い

納得感と能力開発に繋がる人事評価制度へ

パフォーマンスマネジメントの導入により、人事評価制度のこれまでの問題点を解消。
人材の定着率の向上や社員の成長を後押しする人事評価制度へ。

  • 1on1の質・数ともに強化することでチームの成長につなげる

    1on1の質・数ともに強化することでチームの成長につなげる

    1on1ミーティング等を通じて、高頻度で上司・部下の評価認識がズレないようにします。人事評価の不満の原因である「評価根拠」を定期的に説明する事で、評価認識のズレを解消・防止する事が可能です。

  • 人事評価制度を「成長 & エンゲージメント向上」の基盤にする

    人事評価制度を「成長&エンゲージメント向上」の基盤にする

    パフォーマンスマネジメントにおける人事評価制度は、「査定」ではなく、「社員の能力開発」「エンゲージメント向上」に大きく貢献します。 日常的なフィードバックで、メンバーは常に自身の成長課題を明らかにした上で、上司や同僚によるサポートが受けられます。

  • 制度そのものではなく、運用に焦点

    制度そのものではなく、運用に焦点

    既に採用している目標管理・人事評価制度自体を変更する必要はありません。
    1on1の導入や日常的な評価収集等の「運用」を改善する事で、評価制度が「組織のパフォーマンスを高める」仕組みに変わります。

目標達成力向上に貢献するエビデンスが豊富な
パフォーマンスマネジメント

弊社の支援実績

平均的な投資対効果について

  • 売上向上

    売上向上
  • 離職防止効果

    離職防止効果
  • エンゲージメントスコア

    エンゲージメントスコア
  • 評価業務の効率化

    評価業務の効率化

EX)社員数100名規模の企業の場合

【出典】 Forrester Consultingによる調査レポートと、株式会社のパフォーマンスマネジメント支援実績をを参考に、株式会社O:が独自に作成

【導入事例】 株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス様

1on1 / 評価制度の策定と運用をコンサル&ツールでご支援。
マネジメント工数の削減とメンバー支援の強化を両立し、チームの売上を200%に。

  • チームの売上

    チームの売上
    メンバーの相談事や問題解決、スキル継承が効果的に行われてチーム全体の生産性が大きく向上
  • マネジメントの工数

    マネジメントの工数
    メンバーから相談が能動的に相談する回数が増え、結果的にマネージャーの負荷を削減(※4時間 / 週の削減)
  • メンバーからの相談件数

    メンバーからの相談件数
    適切な内容や頻度でマネージャーがメンバーを支援できるようになり、相談のハードルが大きく下がった

【導入事例】 株式会社Merone様

1on1 / 評価制度の策定と運用をコンサル&ツールでご支援。事前に1on1の内容をメンバーに記入してもらうように変更。
思考が整理されるうえに、メンバーがどれくらい考えているか上司が事前にわかるように。

  • 1on1実施数

    1on1実施数
  • 消化アジェンダ数

    消化アジェンダ数
  • 1on1の時間

    メ1on1の時間
  • 1人あたりメンバーの平均売上

    1人あたりメンバーの平均売上

パフォーマンスマネジメントの支援に特化した「コチームクラウド」と
同時活用することで更なるパフォーマンス向上につなげます